年始参り
江原と相談者menbowは低いテーブルを挟んで向き合っている。
江原「・・・あなたに、おじいさんかおばあさんはいますね?」
menbow「えっと・・・存命中という意味でですか?」
江原「・・・いますね?」
menbow(軽く誘導された感があるな・・・)
menbow「どういう意味でですか?」
江原「・・・いましたね?」
menbow(過去形?)
menbow「”います”けど・・・」
江原「・・・ビンゴ!! コホンコホン、失礼しました、守護霊が・・・ときにあなたは守護霊というものをご存じですか?」
menbow「えっと?なんていいました?」
江原「・・・いますね?」
menbow「なにをおっしゃってるのか分からないのですが」
江原「・・・いましたね?」
menbow「なにがですか?」
江原「・・・ビンゴ!!」
menbow(何が?あとどうでもいいけど、言葉を発する前の”・・・”間はやめてほしい)
江原「・・・・・・・・・守護霊を感じたことはありますか?」
menbow「いえ・・・」
江原「・・・・・・・・・たいてい、睡眠中に守護霊の存在は感じるはずです」
menbow(間が三倍に増えたな)
menbow「ねてるときのことはなんとも・・・」
江原「・・・・・・・・・朝起きると、ときどき身体に布団がかかっていないことがあるでしょう?」
menbow「夏場とか」
江原「・・・・・・・・・守護霊です」
menbow「ちょっとまってください。守護霊だとして布団を奪う権利があるんですか」
江原「守護の方は皆冷え性ですから」
menbow(なぜか即答だな)
menbow「ぼくも冷え性だといったら?」
江原「ウソでしょう?」
menbow「まぁ、ウソですけど」
menbow(ここはなぜかするどいな)
江原「ビンゴ!!」
menbow(それやめろ)
menbow「守護霊の主が冷え性だったどうするんです?守護霊はぜんぜん守護してませんよね?」
江原「・・・もうちょっと”地に足の着いた”意見をいって欲しいですね、生きた人間だけに」
menbow(殴りたくなってきた)
menbow「えっと、もう時間ですね。ありがとうござ・・・」
江原「あああっ!!!!」
江原は目をひん剥き、menbowの後ろを指さして叫んだ。
menbowは突然のことで、ビックリ仰天した。
江原「あ・・・違った、ごめんなさい」
menbowは腹がたったが、この年になってもお年玉をくれるこの叔父の話を聞いてあげることは、最低限の礼儀であると思ったので、グっと怒りをおさえたのだった。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://kankai.blog100.fc2.com/tb.php/74-255d1637
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
